有機大麻栽培をするために土作りの基本を勉強してみた

2023/04/10

どうも、大麻を育てるニューヨーカーことKei(@chill_5000)です。そろそろタイに戻ってタイ嫁とファームでオーガニックの大麻栽培を行う準備をするのですが、改めて「良い土ってなんだろ?」って疑問に思ったのでちょっと良い土について勉強したいと思う。

この内容は有機栽培をする人にとっては勉強になる土作りの話なので大麻以外にも有機栽培を今からやろうって考えてる人は一緒に勉強しましょう。

有機栽培をする上での「良い土」ってなに?

まず「良い土」とは水分と養分を吸収できる環境のある土のことを言います。良い土を作る上で重要なのが「物理性」「化学性」「生物性」の3つの要素。

「物理性が良い」とは水はけが良くて、水持ちが良い土のことを言い、「化学性が良い」とは土壌酸度が適していることと肥料成分がしっかりあることを言い、「生物性が良い」とは土壌中の生物がたくさんいる状態のことを言う。

なので、この「物理性」「化学性」「生物性」の3つがバランスよく取れていることが「良い土」を作る上で重要になる

なので、例えば生物性がないと微生物がいないので堆肥をしても分解されなかったり、化学性が高くても物理性が低いと化学性が分解されなかったりと良い土にはならない。バランスが超大切。

もちろん改善する方法もあって、例えば物理性の改善方法としては「畝を高くする」「溝を作って水捌けを避けする」などの方法があるし、化学性の改善方法としては「石灰や肥料を入れてphを改善させる」などの方法があるし、生物性の改善方法としては「有機物を入れる」などの方法がある。

有機物(有機化合物)とは炭素を含む化合物のことで基本的には生物や生物が由来の物体や物質を指し、この有機物を微生物の力で発酵させて分解した肥料が「堆肥」と言われているものです。

これを理解した上で「土の構造」について理解を深めると良い土についてもっと理解が深まる。

土の構成を理解する

「そもそも土の構成ってなんだろう?」と思って調べたら、砂と粘土で構成されてることが多く、砂が多い土は水はけが良いと言われていて、粘土が多い土は水もちが良くなると言われている。お気づきの方もいるかもしれないけどベストな土は砂と粘土がバランスよく構成されている土のことを言う。

砂と粘土のバランスが良い土に加えて、有機物を加えることで「団粒構造」の土になる。

土には「単粒構造」と「団粒構造」の2種類があって、「単粒構造」は一粒一粒が密接にくっついているので水はけが悪くなり、酸素も吸えないし、養分も吸えないので元気な植物が育たない。それに比べて「団粒構造」は1つ1つに隙間があるので水はけが良いし、水もちも良いので元気な植物が育つと言われている。

つまり、良い土とは「物理性」「化学性」「生物性」の3つがバランスが取れていて、団粒構造になっている土のことを言う。

そして、団粒構造の土を作るには土壌の有機物を入れることが大切になるので、また堆肥については別の記事でまとめたいと思う。

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