土壌のpH値と排水のEC値が上がった場合と下がった場合の対処法

2023/07/22

どうも、大麻を育てるニューヨーカーことKei(@chill_5000)です。大麻を元気良く育てる上で土壌のpH値と排水のEC値を調整するのはすごい大切。今回は土壌のpH値と排水のEC値が上がった場合と下がった場合の対処法を紹介する。

この数値を確認しないで行うと元気な大麻が育たないので必ず確認すること。

土壌のpH値が上がった場合と下がった場合の対処法

土壌のpHの説明や測る方法は「大麻を育てる上で土のpHがなぜ大事なのか調べてみた」で紹介してるのでそちらを読んで。大麻を育てる上で土壌のpHは6.0から7.0が良いと言われている。

pHが高い場合の調整方法

土壌のpHが高いということは「アルカリ性(pH7以上)」よりの土になっているということ。アルカリ性の土の場合は鉄、マンガン、銅、亜鉛などの栄養素が低下し、コレらが低下すると植物の成長が阻害されてしまう。あとアルカリ性の土だとリン酸がカルシウムと結合してしまうので、植物がリン酸まで届きにくくなり、成長が阻害されてしまい、葉の色が黄色くなるなどの症状が現れます。

土壌のpHが高いアルカリ性の土には酢やレモン汁などの酸性物質を使用してpHを下げることが出来る。

どれくらいの量を入れるかは少しずつ入れて、数日ごとにpHを測るのが良い。だけど、酢やレモン汁などは一時的にしか下げれないので長期間下げる場合は硫黄や硫酸カルシウムなどを入れる必要がある。

pHが低い場合の調整方法

土壌のpHが低いということは「酸性(pH6以下)」よりの土になっているということ。酸性の土はアルミニウムとマンガンが溶出しやすくなり、コレらが過剰に増えると植物に毒性を与え、成長を阻害する。あと酸性の土だとカルシウム、マグネシウム、リン酸の可用性が低下し、これらの栄養素が不足すると植物の成長が阻害されてしまい、葉の色が黄色くなるなどの症状が現れます。

土壌のpHが低い酸性の土には石灰石や木灰などのアルカリ性成分を入れることでpHを上げることが出来る。

どれくらいの量を入れるかは木灰は石灰石よりも効果が強いので木灰の場合は1平方メートルあたり約10gから20g、石灰石の場合は1平方メートルあたり約100gから200gが良いと言われているけど、まずは少量から試すのがおすすめ。

排水のEC値が上がった場合と下がった場合の対処法

水のEC値は排水された水のEC値を測るのが一般的で値は種子:0.8-1.3/クローン:0.5-1.3/成長期:1.3-1.7/開花期:1.2-2.0/収穫前:0が良いと言われている。

水のEC値が高い場合

排水された水のEC値が高いということは排水された水の中に栄養素が多く含まれていることを意味します。なので余分な栄養素を取り除くためにたくさんの水を与えて土から洗い流す作業が必要になる。

また暑い日は栄養素が多すぎる状態になりやすいので、水やりの量を増やすか植物に与える栄養溶液の濃度を下げる必要がある。増やすことで水に溶けている栄養素が薄まり、EC値が下がるけど、与えすぎると「根腐れ」するので要注意。

水のEC値が低い場合

排水された水のEC値が低いということは栄養素が不足してることを意味する。栄養素がないと大麻は大きく育たないので追肥する必要がある。だけど、栄養素を一気に与えすぎると「肥料死」してしまうので少しずつ追肥をするのが大切。

栄養素については「大麻栽培をする上で栄養不足対策をボストン在住の先輩グロアーに教えてもらった」で詳しく紹介してるのでそちらを読んで。

土のpHも排水のEC値も超大切なのでしっかり意識して育てましょう!あと水にもphがあって、水耕栽培や与える水のphも関係してくるのでそれに関しては「大麻を育てる上で水のpHとecの値がなぜ大事なのか調べてみた」の方で読んで。

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