元肥と追肥の違いを初心者でもわかりやすいように解説してみた

2023/07/16

どうも、大麻を育てるニューヨーカーことKei(@chill_5000)です。現状よりもコストを抑えてもっと良い大麻を育てるために「元肥」と「追肥」をもっと理解する必要があったので自分自身の勉強のアウトプットとして記事にすることにしました。

元肥と追肥の違いを勘違いするとダメージがデカいのでみんなも勉強しましょう!

元肥と追肥の違いとは?

元肥(もとごえ)と追肥(ついひ)の違いは元肥は植物を植える前に土に撒く肥料のことを言い、追肥は植物が植っているところに与える肥料のことを言います。実際にどんなものが元肥や追肥になるかは後で紹介する。

元肥とは?

元肥とは植え付け時や植え替え時に土に混ぜて使う肥料のことを言う。元肥にはすぐに肥料が溶けすぐに効果を出すけど、一定のところで効果が徐々に下がる”緩効性肥料”と始めは肥料の効果が出ないけど、一定のところで効果が出る”遅効性肥料”の2種類がある。

まずイメージしやすいように人間に置き換えるとわかりやすい。人間も赤ちゃんの頃は少しずつミルクを飲んで成長するように植物も小さいうちは少しずつゆっくり栄養をとって成長する。元肥は作物の初期育成を助けるもので作物は小さいので、あまり栄養素を吸うこしができず、与えすぎると作物は枯れてしまうのでゆっくり栄養が与えられるように追肥をしてバランスを取る必要がある。

つまり、元肥とは植物の生育を途切れさせないために重要な働きをするために必要になる。

また元肥は作物を植える前に耕運機などを使って土中深くまで入れることで栄養の一部は根の先端で吸収され、成長しても土中深くに入れてある肥料を吸収するので大きくなった時でも効きやすい効果がある。

追肥とは?

追肥とは生育の途中で与える即効性肥料(液肥や置肥)のことを追肥と言う。追肥の特徴としては即効性があるけど、すぐに効果がなくなる特徴がある。

追肥も人間に置き換えるとイメージしやすい。人間も大人になると成長をするためにたくさん食べて、大きくなるように植物も大きくなると栄養がたくさん必要になるので小さいな頃に与えた栄養だけでは足りなくなるので追肥が必要になる。また、雨が降ると土の中の栄養素が水と一緒に流れてしまうし、雨のせいで土が酸性寄りになるので追肥をしてバランスを回復させる必要がある。

つまり、追肥をすることで生育中期から足りない栄養素を追加して、大きく育てる際に必要な栄養素をバランスよく調整することが出来る。

追肥は元肥と違って与え方が5種類あり、1つ目は土にばら撒く方法、2つ目が株と株の間に置く方法、3つ目が葉っぱに直接かける方法、4つ目が水に溶かして全体にかける方法、5つ目に土中深くに液肥を入れる方法がある。

元肥と追肥が必要な理由まとめ

人間に置き換えると元肥と追肥が必要な理由がわかるので再度書くと、人間も赤ちゃんの頃はそこまで栄養がなくてもいいが、大人になるにつれて栄養がたくさん必要になる。これを植物に置き換えると元肥で栄養を与えたとしても一定の大きさになると肥料が足りない状態が起こってしまい、栄養切れのまま育てると成長が悪くなったり実が大きく育たないので追肥で足りなくなった栄養を補う必要がある。

なので、大麻も同じで良い大麻を育てたい場合は元肥と追肥の両方を入れる必要があるんです。大切な話でしたね。

最後に有機肥料で使える代表的な元肥と追肥を紹介します。肥料については「肥料に関係する記事一覧」から確認して。

元肥として使われる代表的な有機肥料

・動物性堆肥(鶏糞、牛糞など):窒素、リン酸、カリウム、有機物質が含まれていて、植物の成長を促進されるだけじゃなく、微生物の活動を活発化させ、土壌の健康を維持する役割がある。
・植物性堆肥(堆肥、コンポストなど):窒素、リン酸、カリウム、有機物質が含まれていて、土壌の保水力や保肥力を向上させ、植物の成長を促進します。
・有機骨粉:窒素、リン酸、カリウムが含まれており、根の発育や花や実の形成をサポートします。
・有機魚粉:窒素、リン酸、カリウム、有機物質が含まれていて、植物の成長を促進します。
・藻類堆肥:有機物質、窒素、リン酸、カリウム、微量要素が含まれており、土壌の健康を維持し、植物の栄養補給に役立ちます。
・バットグアノ(コウモリの糞):窒素、リン酸、カリウム、有機物質、微量要素が含まれていて、根の成長を促進し、花や実の形成をサポートします。

追肥として使われる代表的な有機肥料

・カルシウムとマグネシウムを含む海藻肥料:カルシウム、マグネシウム、微量要素、植物成長促進物質が含まれており、植物の健康な成長と根の強化を促します。
・バナナの皮:カリウム、リン酸、微量要素が含まれており、花や実の発育をサポートします。
・有機液肥(腐葉土エキス、コンポストティーなど):有機物質、窒素、リン酸、カリウム、微量要素が含まれていて、植物の栄養吸収を助け、土壌の微生物活性を高めます。
・有機液体魚肥料:窒素、リン酸、カリウム、有機物質、微量要素が含まれており、植物の成長を促進し、花や実の形成をサポートします。
・有機液体植物エキス:植物の成長促進物質、栄養素、微量要素が含まれており、植物の健康な成長や免疫力をサポートします。

元肥と追肥の両方で使える代表的な有機肥料

・鶏糞:有機物質や窒素、リン酸、カリウムを含む総合的な有機肥料。
・牛糞:窒素、リン酸、カリウムを含む総合的な有機肥料。
・魚粉:窒素、リン酸、カリウム、ミネラルを豊富に含む肥料。
・木質堆肥:有機物質を豊富に含む土壌改良材料。
・腐葉土:有機物質を豊富に含む土壌改良材料。
・コンポスト:有機物質を分解した堆肥で、土壌改良や栄養補給に使用されます。
・バットグアノ:コウモリの糞から作られる肥料で、窒素、リン酸、カリウムを豊富に含みます。
・海藻肥料:海藻から抽出した肥料で、ミネラルや成長促進物質を含みます。

家で手に入る有機肥料一覧

牛糞やコウモリの糞など家庭では手に入らない有機肥料が多いですが、意外と家庭内で手に入る有機肥料もあるので最後に一覧で紹介します。

・コーヒーのかす:元肥、追肥の両方で使用可能。窒素、カリウム、リン酸を含み、土壌の保水性や栄養供給に役立ちます。ただし、過剰に使用すると土壌の酸性度を下げる可能性があるため、適量を守って使用しましょう。

・野菜くずや果物のくず:元肥、追肥の両方で使用可能。有機物質や栄養素を含んでおり、土壌の健康を促進し、植物の成長をサポートします。しかし、生のまま使用すると分解に時間がかかる場合があるため、事前に堆肥化しておくと効果的です。

・卵の殻:元肥、追肥の両方で使用可能。カルシウムを含み、土壌のpH調整や植物の生長や発根を促進します。殻を細かく砕いて使用することで、効果的に栄養を供給できます。

・茶葉や茶殻:元肥、追肥の両方で使用可能。窒素、カリウム、有機物質を含んでおり、土壌の肥沃性を高め、植物の成長を助けます。ただし、使用する際には腐敗や発酵を防ぐために注意が必要です。

元肥と追肥は両方とも超大切な知識になるので大麻栽培をする人はしっかり頭に入れておきましょう!

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