病気の予防・治療にも効く微生物資材「えひめAi」を作ってみた

2023/07/24

どうも、大麻を育てるニューヨーカーことKei(@chill_5000)です。以前から大麻栽培をする上で虫問題に悩まされていて、Twitterで相談したしたところパヤオで大麻ビジネスを営んでいる大麻研究・農家のヒロさん(@PCJ_Hiro)に良さげな家庭で作れる微生物資材「えひめAi」を教えてもらったので作ってみることにしました。

今回の一時帰国でトマトを家で栽培することになったので栽培時に「えひめAi」を使えるように作ってみました。

微生物資材「えひめAi」の効果

今回作る微生物資材「えひめAi」は愛媛県産業技術研究所がアコヤ貝養殖のために開発した「環境浄化微生物」で主に納豆菌・酵母菌・乳酸菌が作り出す酵素が含まれているらしい。

この「えひめAi」を使うことで畑の土壌改良だけじゃなく、病害虫に負けない強い野菜が育つらしい。

具体的に「えひめAi」の3つ効果について解説します。

土壌改良

「えひめAi」は土の中の微生物を増殖させる効果があり、微生物を増やすことで土壌改良が促進されます。野菜を植え付ける2週間前に1~2回野菜を植え付ける前の畝にジョウロで揚げると効果が高まる。

病気の予防・治療

「えひめAi」は「細菌由来の病気」として有名な葉カビ病やうどんこ病に有効と言われており、「えひめAi」を葉の表裏にスプレーしておけば病気の予防になるし、早期であれば治療することも可能。だけど、残念なのがウイルス性の病気に対しては効果がないので、ウイルス病にかかった野菜に使っても治療はできません。

堆肥づくり

「えひめAi」は落ち葉や雑草などで堆肥を作るとき撒いておけば、ハエなどの虫の発生や悪臭を抑えられるだけでなく、微生物によって発酵が促進され、良質な堆肥を作ることが出来ます。

これはタイに帰った際に土を作る時に使えそう。タイに戻ったら作る。

では、早速「えひめAi」を家庭で手に入る有機資材で作ってみましょう!今回は「公式サイト」のレシピを元にちょっとアレンジして作ってみました。

病気の予防・治療にも効く微生物資材「えひめAi」を作ってみた

「えひめAi」を作る場合は【ドライイースト→黒砂糖→納豆→ヨーグルト→水の順に入れる】の順番でペットボトルに入れると材料が張り付かず入れられるのでその順番でいれてください。

自分は100均でドライイーストは3gパック分けで売ってたので、それを購入。

黒砂糖はスーパーマーケットで購入。ミネラルが豊富で微生物の動きがより活発にさせる効果がある。粉状とサイコロ状のものが売ってたけど溶かしやすいのは粉状なので粉状がおすすめ。もし黒砂糖がなかったら白砂糖や三温糖でもOK。

次に納豆を数粒出して、混ぜる。

最後に乳酸菌たっぷりのヨーグルを入れれば「納豆菌、酵母菌、乳酸菌」が豊富に含まれた「えひめAi」の原料の出来上がり!

最後に水を入れるんだけど、カルキが入っていると細菌が死んでしまうので、煮沸か汲み置きでカルキを抜きましょう。

カルキとは、消石灰(水酸化カルシウム)に塩素を吸収させてできる白い粉末状の物質のことを言います。

また発酵をスムーズにするため、30度から40度の環境におく必要がある。特に砂糖とドライイーストが固まりやすいので、しっかり振ることをお忘れなく。振った後は1日発酵させる必要があるんだけど、発酵を始めて24時間が最も活発になるので蓋を少し開けておきましょう。締めておくと爆発する可能性があるのでご注意を。

本当は温度を保つためにヨーグルトメーカーを使うのがいいけど、今回は持ってないのと夏なので外に置いておけば温度が保てるので外に放置。

1日経つと発酵が落ち着き、上澄みと沈殿物に分離してきます。この状態でも使えるけど、もっと効果を最大限発揮させるためにさらに1週間ほど発酵させることにしました。

まずは水を200mlを煮沸して、再度ペッドボトルを振って、沈殿物を混ぜて、再度30度から40度の環境におく。放置すると沈澱するけど1週間の間はペットボトルを振らないで、ソッとしておきましょう。

えひめAiを使ってみた

1週間が経って、えひめAiが完成した。蓋を開けるとパンとヨーグルトを混ぜたようなツーンとする匂いがした。これが卵が腐ったような腐敗臭がしてる場合は捨てるように。

使い方は簡単でコーヒーフィルターで濾して、使う水の量に対して500倍から1000倍の量を混ぜて使うだけ。濾したえひめAiは高温多湿の場所に置いていると腐敗する可能性があるので冷暗室(温度が一定で暗かったらOK)に入れれば1年間持つ。あと希釈すると保存が出来なくなるので、使う分だけ作りましょうに!

こんな身近にあるもので簡単にえひめAiが作れるとは自分も驚いたけど、効果はあるので是非作ってみて!

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